子どもの自立

少し前までは子どもの自立とは程遠い学校、家庭環境があったんじゃないかと思う。


8050問題に代表されるような、いい歳しても実家に住みついているような人が沢山いる。もちろん社会的なケアがなされなかったり、家庭環境や人間関係の不遇など、本人にはどうしようもないことが要因になっているものもたくさんあると思う。しかし、それを嘆いてばかりいてはもったいない。

かくいう自分も精神疾患による引きこもりの元当事者であるし、彼らとは紙一重なところがある。現在引きこもっている人は、早く医療や福祉の支援を受けて、新しい社会との繋がりを持つべきだ。時間が経つほど苦しくなると思うから。


僕には子どもがいるが、子育ての第一目標は子どもを自立した大人にすることだ。その時に注意するのは手段が目的化しないこと。例えば、9時に寝るという行動をしてほしい時になかなか寝つかない。ならば、電気は消して、床にはいるように声かけはするが最終的に床に入るタイミングは任せる、とか。それから、自分の意見が言えたらできる限り、それを尊重する。または代替案をいう。

一歩ずつではあるが、トライアンドエラーを繰り返して育て上げたいと思う。