チックで辛かった高校時代

今回は、僕の人生でチックがかなり酷かった高校生時代のことを書いていこうと思います。

今思い出しても、その頃の苦しかった心境が鮮明に思い出されます。

興味のある方はご一読くださいますと嬉しいです。

 

 

友達が欲しかった入学したての高校1年生

高校入学時、1番の不安は友達ができるかどうかでした。

中学生までは、自分から動かなくても友達ができていました。しかし、高校生にもなるとそう簡単にはいきませんよね。

 

僕のコミュニケーション力不足にチックが相まって同級生から敬遠され、入学してから数ヶ月間友達ができず寂しい思いをしました。

この頃は分からなかったのですが、僕はASDの特性が強く臨機応変に対応することが苦手だったんですね。そのせいで対人関係を築くことが上手くできませんでした。

ある同級生からは話しかけてもあからさまに無視されたのは辛かったなぁ。

 

そんな1年生の頃1番衝撃的だったのは、普段普通に会話していた同級生が2人して自分のチックのマネをしていたのを目撃したことです。

初めての体験だったので、恥ずかしくて恥ずかしくて顔が熱〜くなったのを今でも覚えています。

 

そんな1年生だったのですが、後半は一緒に弁当を食べる友達ができました。その中に最初は僕のことを無視していた同級生もいたというのがなんともいえません。

陽キャグループに入れなかったのでしょうか?笑

 

 

強迫症状が悪化していった高校2年生

1年生の終わり頃からなんだか変な違和感に襲われるようになりました。

 

特定の考えが頭から離れない。

 

後から分かったのですが、それは強迫性障害の症状でした。トゥレット症候群に合併しやすい病気らしいです。

この病気、病院にかかる前の末期は地獄のようにキツかったです。三日三晩同じ場所に座り続け一睡もできなかったこともありました。ちなみに初めて病院にかかったのは大学3年生の時です。

その時と比べたら、この頃の強迫症状はまだ軽いものでした。

 

あることが気になると頭の中でグルグル同じことを考え続けてしまう。

他には、プリントを決まった回数触ったりもしました。

周りからは何しているんだろうと思われたことでしょう。

 

チックの話に戻ります。

学校の校門近くで、下校中の同級生の女の子は、"ビクッと震えるんだよ"と友達に話しているのをたまたま目撃しました。ここら辺から他人をあまり信用できなくなってきたような気がします。

2年生では、模擬試験も増えてきて、他校の生徒と合同で試験を受けることもありました。

その時の出来事。試験の間、僕はチックがかなり出ていました。そのせいで、試験で隣だった他校の生徒のグループに「マジでウザい」などと言われながらマネされているのを休み時間中、横目で目撃しました。

この時も、例に漏れず恥ずかしさで顔が熱〜くなりました。その場からいなくなりたかったです。

自分のチックのこともまともに知らないせいで、対処法も何もない無防備な状態。

チックをもつ子供の親御さんは必ず"自分のチックを説明する練習"を子供にさせるべきだと思います。

 

今、その頃の不安な自分に声をかけるなら、「大丈夫、安心していいからな。必ず理解者が現れるから。」と言ってあげたいです。

 

その後、チックがだんだんと落ち着き始めたと思いきや、お次は強迫症状が激しくなってきました。

 

 

八方塞がりだった高校3年生

この年が1番戻りたくない年かもしれません。

高校時代で1番強迫症状が強かった年です。さらに、大学受験の勉強でストレスMAX &睡眠不足も重なり、症状は急激に悪くなっていきました。

 

この頃、僕にあった強迫症状はカバンの中身を頭の中で納得いくまで確認すること。また、カバンの中身を頭の中で想像し続けること。その強迫症状だけで1時間の授業が終わってしまうほどに長い時間かかってしまっていました。

そして、教室の後ろのロッカーの中はプリントでいっぱいになっていました。強迫症状でプリントを整理する余裕も当時はなかったんですね。後に双極性障害と診断されているので、うつ症状もあったんだと思います。このプリントたちは卒業の日まで片付くことはありませんでした。

 

この頃の僕の変な行動に、クラスメイトたちが気味悪がっていたとしてもおかしくはないです。

 

高校3年生では、チックは減ったものの強迫症状が強かったです。先ほども書きましたが、症状悪化に追い討ちをかけたのは睡眠不足です。進学校だったため朝の7時半から夜の7時までみっちり授業や自習の時間がありました。自宅から学校までの距離は遠かったため帰り着くのは夜の8時。

そこからお風呂ご飯などして夜11時頃に寝ても、朝の6時には起きなければ朝課外に間に合いません。成長期だったため、7時間睡眠ではとても足りませんでした。日中は眠たく授業中爆睡していました。今思えば睡眠障害を患っていたのかもしれません。

 

そんなこんなで、受験が終わり、なんとか大学には合格することができました。

 

本当に辛い1年でした。絶対に戻りたくない1年です。

 

在学中、留年の危機もありながら、無事皆勤で卒業できた当時の自分を褒めてあげたいです。

 

 

高校時代の経験から得られたこと

僕の辛かった高校3年間の経験から得られた教訓は、頑張りすぎないことです。

体も心も疲れたらしっかり休養する。これを意識するだけでも、かなり楽だったはずです。

 

それから、困ったことがあったら周りに相談することも大切です。1人で抱え込んでいることも周りと共有すれば気持ちは楽になります。

 

この記事を読んでいるあなたが、当時の僕のように辛い状況にあるのなら、今すぐ"休養と相談"をしてください。

完全に精神が壊れてからでは、後悔します。

 

 

まとめ

今回は、僕の人生で最も苦しかった高校時代について書いてきました。

チックや強迫症状が辛かったこの時期、今思い出すだけでもとても嫌な気持ちになります。

できることならこの時期に医療機関にかかりたかったです。

 

あなたも似たような症状でお困りなら、早めに精神科や心療内科に行くことをオススメします。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。