トゥレット症候群の現状とプラス面
トゥレット症候群は発達障害の1つで、日本ではあまり認知されていません。
また知られていても様々な誤解をされています。
今回はトゥレット症候群の現状とプラス面に焦点を当てて紹介します。
トゥレット症候群の現状
トゥレット症候群には音声チックがあるのですが、運動チックと比べてあまり認識されていません。テレビの有名人の中に運動チックがある人は見られますが、音声チックの人は見られないことが関係しているのかもしれません。
また、汚言症がある人はトゥレット症候群の人の10%しかいません。
汚言症がトゥレット症候群だと思っている人も多いですが、主たる症状ではありません。
トゥレット症候群の人の苦難
当事者の中には様々な苦難を強いられている人がいます。
例えば、普通に一日生活しているだけで普通の人の何倍も疲れてしまいます。チックを自分でコントロールすることは難しく、運動量がほかの人の何倍にもなるからでしょう。チックを我慢するときもエネルギーを激しく消費します。
小さい頃からチックを否定され、自己肯定感が低いことも問題です。これが原因で二次障害が生じることがあるので見過ごせない問題です。
またチックのせいでクラス替えが怖かったり、行きたい場所に行けないこともあります。
行動が制限されるのはチックをもつ多くの人が経験しているのではないでしょうか?
トゥレット症候群のプラス面
これまでトゥレット症候群のマイナス面を観てきましたが、次はプラス面もみていきましょう。
1.チックを減らすことは可能
リラックスしているときや、好きなことをしているときはチックは減ります。また、ハビットリバーサルといってチックを他の動きに変える運動療法もあります。
2.人の気持ちに敏感
近くに泣いている人がいると自分も同じ気持ちになり、人の気持ちに寄り添うことができます。僕自身も何度か体験したことがあります。
多くの人にトゥレット症候群を認知してもらうために
他人から変な目で見られないために、いちいち説明しなくても、チックを分かってもらうために、これからもっとトゥレット症候群のプラス面に目を向けてブログやTwitterで発信していきたいです。