トゥレット症候群(チック)-脳と心と発達を解くひとつの鍵 編金生由紀子 高木道人
この本の項目、様々な随伴症では、
「トゥレット症候群という触れ込みで受診してくる中には、チックに加えて、強迫症状、"神経質"、不注意や多動、運動さらには対人面の不器用さ等々を少しずつ併せ持つ例が少なくなかった。ADHDのみならず、発達性協調運動障害、非言語性学習障害や自閉症圏障害とトゥレット症候群との密接な関係を改めて強く感じて、トゥレット症候群の発達障害としての側面を印象づけられた。」
とある。
また、他にも様々な精神障害との関連が指摘されている。強迫症状、怒り発作または爆発的な憤激があり、適応に問題のある場合では強迫性と衝動性がトゥレットの特徴であるとしている。
他の随伴症として、分離不安障害などの強迫性障害以外の不安障害、気分障害、抜毛症、身体醜形障害等々も決して少なくないとの記述がある。
自分が当事者なので、この項目に書かれていることはものすごく当てはまっているなと感じる。
ADHDやASDと診断されてはいるが、完全に当てはまるというよりは、傾向が強いという程度な気もする。
福祉サービスを受ける上で必要がある人なら診断だけでも受けておいたほうがいいのは確かだ。